常滑の目
だいぶ前だけれども、常滑に行ってきました。
名古屋から見ると南の方角にある常滑。名古屋空港の近くにある常滑。
改札を抜けるとこんな感じ。焼き物の町かつ、LIXILの企業城下町というだけあって、足元を見下ろせば、モザイクタイルのお出迎え。
おっ……常…滑神社で合格祈願?!
常に滑ってるって事を逆さまにして「常に滑らない」と、災い転じさせているのか。
でも勢いはわかるし、力強さも伝わる。
そして思わずやってしまうのが、真実の口プレイ。何も起きないけれどついやりたくなる。
とこなめ歯科。唾液メッチャ分泌されそう。
今日は雨天。しかも夕方の五時半過ぎだ。何かをするには遅めの時間だったりする。
でも次のお店の予約が六時なので、喫煙場所を探しながら、せっかくなので駅付近をウロウロしようと思う。
路線バス。蛭子さんと太川陽介さんのローカル路線バス乗り継ぎの旅で出てきそうなバスのショット。
バスの行き先は知多半田駅行き。このバス乗ったら、この町の更に先に行けちゃうな。
それから旅先で、いつも見てるバスと違うデザインの路線バスを見かけるとテンション上がる。この路線バスはCの字が渦潮か、箱根駅伝でよく見る中央大学か、赤塗りすれば広島カープとでも言った所だろうか。
駅ビルに入ったブティック。創英角ポップ体のピンク白抜きが眩しい。でもきちんと目に飛び込んで来るから、創英角ポップ体としての役割は十二分に果たしていると思う。
それよりそこの空き缶入れ、生き苦しそうだけれどね。生きろ。
CAFE 瑠侑舞琉。瑠侑舞琉と書いてルーブル。虎舞竜(とらぶりゅう)的な当て字。何でもないような事が幸せだったと思う。
駅前、オブジェ作り過ぎ問題。きっと景気がいいんだろうな。豪族達が一族の富を競い合うような、もしくは何かしらの交易で栄えているんだろうか。
並ぶ猫たち。
特に私、右の子のポージングいいなって思った。しんきゃく。水泳の前にプールサイドで念入りに足を延ばしてる子のポーズ。
そして思わずやっちゃう「アレ」
ちなみにこの頃は服の袖部分が物語るように、まだコート着用でした。3月30日。前日の夜はハマスタでプロ野球開幕戦を見ておりました。
この道を右にまっすぐ行ったら絶対たのしい通りだと思う。今日はもうそんな時間残ってないけどね。
あっ!モザイクタイル画の脇にちょこんと灰皿みつけた!ようやくタバコに有りつける!!!
実は今日、横浜からずーっと鈍行列車に揺られてきて、タバコはおろか、食事すらロクに取れてなかったのよ。
灰皿の所に猫の眼力がすごかった。にゃん&にゃん、目の中にハート。そんな二匹がかりで私を責めないで。あいに来て?ほらココまで来てるから。許してにゃん!!
これは常滑駅ビル内のアート作品。個人的には新宿スバルビルにある新宿の目(参考リンク)を思いだした。差し詰めこれは「常滑の目」だろうか。
若干スケールダウンしているかもしれないけれど、常滑の目には炎の跡と渇きを感じる。そして水でできているこの体が少し怯えてる。
何に怯えてるのかよくわからないけれども、熱風をすこしだけ感じた。はて、これは土の記憶だろうか。
常滑駅前17時54分。夕食の店へと向かう。
競艇らーめん。公営ギャンブルの名を冠したラーメンだ。路線バスの旅なら蛭子さんが「ねぇ、このお店寄ってこうよ」って、太川陽介さんにねだる。
勝った日も、勝ってない日も競艇らーめん。店名よりも「競艇」という文字の方が目立っているのもまたいいな。ギャンブラーたちへの訴求力がすさまじい。
道脇の空き地に土管のような焼き物のような。マリオブラザーズごっこができる。お前クッパ役な!(クリボー役じゃないだけいいよね)
あと円柱の断面に顔を書いて、太鼓の達人ごっこでもいいな。もう一回遊べるドン!もう一回!もう一回!もう一回!・・・(そして男は沼にハマっていくのであった)
ちなみに夕食はコチラのお店にお邪魔しておりました。
常滑の古い窯を改装したとても雰囲気のあるお店。
そして知多半島にやって来たので、サントリーのウイスキー・知多も飲みました。
……と、そんなこんなで駆け足の常滑滞在。
いい感じに酔っぱらいながら、常滑駅のホームで上り電車を待つ。
あっ!!常滑の目!!!常滑駅のホームに眼科の広告が二つ並んでる!
そしてもはや言いがかりレベルだけれども、丸窓がふたつ並んでいるだけでも目に思えてくる。
ちなみにこれはMicrosoft officeに棲んでいたイルカの余生です。
お前良かったな。無事にしあわせな家庭を築いて、みんなから必要とされて。って酔っぱらってるから、自分でも何を言ってるかよくわからないけども。
でもいいや。生きるの楽しいし、酔っぱらうの楽しいし、知らない町をふらふら歩くのも楽しい。こういう夜のために私は生きているんだな。
雨も止んでるし、あしたは晴れるといいな。